ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

いい男

今朝は、嵐の様に具合が悪かった

地下鉄を降りて、地上に出たら
既に真っすぐに歩けない状態。
階段を上りきったところで、一休み。
それから会社へ向かって歩き出すも、よろよろと蛇行しまくり。
気がついたら、赤信号で止まっている車道へ進んでいた
自分でも「コレはマズイぞ」と、思いながらも体は急に動かない。

そこへ、後ろから歩いてきた男の子が、さっと手をまわし
アタシをひょいと歩道側へ引き寄せてくれた。
「大丈夫ですか?」という言葉と共に。
あやうく「アタシの今後の人生を支えてくれるなら、大丈夫です」と
リアルな本音が出かけたけど、人の善意は素直に受けようと思い
「大丈夫です」と答えた。

その後も、よろよろとコンビニで買物をし、
あちこちの壁やら柵やらに、ぶつかりながら定時ギリギリに出社。
よろよろ歩きながらも、あの男の子はカッコよかったなぁ〜と
ニヤニヤしてしまった。
具合が悪くて蛇行するなんて、アタシにはお茶やご飯ぐらいの事。
今まで地面に座り込んでいようが、電柱に抱きついていようが、
「大丈夫ですか?」なんて声をかけられた事はなかった。
だからとっても嬉しかった。本当にありがとうございました。


キミはいい男だよ。