ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

写真とは?

急に涼しくなった東京です

 

やっぱり秋分が境目だったな。

ふと耳にした言葉から、アタシにとって写真とは?を考えてみました。

 

アタシにとって写真とは、愛情表現のひとつです。

「スキと言う代わりにシャッターを押す」を信条にしているので、

スキなモノ、愛おしいと思うモノしか撮れません。

それは終わりゆく母校だったり、ずっと通っている粟島だったり、

撮り始めた山の家もそうだし、自分の生活も愛おしいと思っています。

 

愛情の量や質を言葉で説明するのは、本当に難しくて、

もし、どれくらいスキ?と問われたら、

撮ってきたネガの量や写真の質が説明というか、

証明してくれると信じています。

人は具体的なデータを示されると納得しちゃうから、

それが圧倒的な量と質だったら、

納得させられるんじゃないかと思っています。

 

量に関しては自信があるけど、質は正直難しいです。

だから納得させられる質のプリントが作れるように、

暗室ではいろいろ試すし、もっとプリントは上手くなりたいです。

 

写真は楽しいか?と問われたら、楽しくはないけど面白いって答えます。

楽しいって、受け身の印象だけど、

面白いは苦しいを乗り越えるチカラになるから。

 

モノを作るのは苦しいのは当たり前。

その先の未来を信じられるかどうかが、

続けられるかどうかに繋がっていると思います。

自分のツメの甘さや、見かたの荒さや向き合う気合いの弱さが

すべて写真には表れてしまう。

一目瞭然だからね。

 

結局は覚悟の問題なのだと思う。

撮らせていただく以上、少なからず腹をくくる必要はある。

それを発表する段階で、更にもう一回必要。

 

撮る覚悟、見せる覚悟どちらも大事なんだよね。