ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

じっと見る

やたらと映えて撮れてしまったオムライスプレートです

 

昨夜、映画を見た後の晩ごはん。

トマトの風味がさっぱりしておいしかったです。

 

そんな訳で見たかった映画、PLAN75を見てきました。

ムダな説明がなく、いかにもヨーロッパの方が好きそうだなぁと。

見ているうちに、なんだか写真的な感覚がしたので、

帰宅後に監督のインタビューを読んでみると、

写真を学んでいたことがあるそうです。

 

カメラを動かさずに、じっと見る。

これが写真的だと感じた理由です。

大抵の映画だと、見ているものにジリジリと寄っていくのですよ。

それをせずに、周囲や背景を活かしながら、

じっと見るができる監督は、とても貴重だと思います。

 

ストーリー的にも、映像的にも、

写真をやっている人は見た方が良い映画です。

理解をするよりも、感じる映画なのですよ。

 

過去に写真家の方が撮った映画を見ましたが、

なんというか、映画に寄りすぎてしまっていて、

写真を見たときに感じる、独自の目線が感じられませんでした。

 

ニナミカさんはさておき、

写真の世界で巨匠と呼ばれる方でさえそうなので、

写真と映画、どちらもカメラで撮ることは同じだけれど、

自分一人で作る世界と、チームワークで作る世界は、

全く違うと感じていました。

 

写真家の撮影風景を追ったドキュメンタリーは大好きです。

写真展で見るのは、会場の空間や照明など、

いわゆる成果物なので、それを作る過程である、

撮影風景や暗室での試行錯誤などは、

アタシにとって身近であることもあって、とても面白いですね。

森山大道、アニー・リーボビッツ、石内都などの

ドキュメンタリーは最高でした。

 

やっぱり専業にはちゃんと意味があるんだよね。