メリハリとコシ
暗室で写真と向き合いました
はぁ、疲れた。でもシアワセ!
今年に入ってから、コントラストが強目に
なるように意識してプリントしています。
というのも、旭川での写真達は、
かなり優しく、柔らかくプリントしていたんですね。
そのプリントでは粟島の写真が生きないと気づいて、
メリハリとコシのあるプリントを意識しています。
いままでのやり方を変えることは、勇気が必要ですね。
感覚を信じて思い切ってやってみたら、
なかなか良い感じです。
集中して作業して、手応えがないとただの疲労だけど、
写真は結果が目に見えてわかるので、面白いんです。
だから暗室がスキなんだ。
たとえ長時間作業をして、手のひらが熱を持って腫れても、
その腫れがひく頃には、また別の写真と向き合いたいと思うのです。
ずっと続けてきたこのモノクロフィルム写真が
いつまで続けられるかは分からない時代になったけれど、
暗室で作業できるシアワセをもう少し味わいたいです。
なんだかんだで良い時代を生きていると思うよ。