ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

印画紙の未来

印画紙が軒並み値上げしております

写真教室に入った頃、先生の口癖だったのが
「印画紙は湯水のように使え!」でした。
今思うと、その時代にフィルムでモノクロ写真を
自分でフィルム現像して、暗室に入ってプリントするという
経験ができたのは、本当にシアワセだったと思います。
これだけ各メーカーの印画紙が値上げしちゃうと、
湯水のようにはおろか、ベタすらとるのをためらうレベルです。
アタシも今ある在庫の印画紙を使い切ったら、
どのメーカーを使うか、考え直さないとだなぁ。

そんな中、印画紙で写真展ができるのは、これが最後かもしれません。
フィルムもまだまだ使いたいし、暗室作業も大好きなのだけど、
時代が急激に変化しているので、印画紙の未来はどうなるか分かりません。
今回の写真は、決して素晴らしい物ではないけれど、
モノクロ写真は印画紙!っていう物をお見せできればと思っています。
やっぱり印画紙の白と黒とグレーの階調は美しいと思うのです。
だからこそ、多くの方に見て頂きたいと願うのです。


フィルムで写真をやっていてよかったと今深く思うのです。