ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

音と光

NHKホールでライブを見て来ました

まさかの今年二回目目のNHKホール。
そして今年二回目の安藤裕子のライブ。
いやはや、いいもん見ましたよ。
音はすごく贅沢だったんじゃないかな?音はね。
問題は光。

アタシは17歳から舞台を観ているので、
ステージ系ナマモノエンタメにはうるさいんです。
ライブよりも先に、演劇に触れた人なので、
それも音と光にうるさい劇団にハマったので、
ライブに行ってもムービングライトを数えてしまうクセがあります。
ナマモノエンタメは音と光、そしてその上に立つパフォーマー
生き様、舞台に立つ姿勢、考え方、人間性などなど
その人の持つパワーの全てを持って挑む場所だと思っています。
だからこそ、そこに立つ本人は分からないのだから、
音と光は愛情を持ってこだわって表現しないとダメだと思うんです。
それが一度しかできないライブだったら尚更、
本人は映像でしか確認できないし、
本番で「これは違う!」って言えないんだから、
頑張って欲しいんですよ。
ステージスタッフだって、職人でありアーティストでしょ?
今日のライブに足りなかったのは、光の質です。

ムービングは9灯使ってたけど、ダサかった。
夕陽や星空など、自然をモチーフにしている光は
すごくキレイで、曲ともあっていたけど、
実は前回のアコースティックライブの使いまわしだった。
それ以外の抽象的な映像や、光の使い方がベタ過ぎて
安藤裕子の曲にはあってなかったよ。
音がよかっただけに、残念でなりません。
感覚が古いのか、新しすぎるのかはわからないけど、
もっと彼女の曲を理解して咀嚼したら、こうはならないよねって感じでした。
舞台もライブも総合芸術だと思っているので、
本当に残念でなりません。


うーん、アタシがうるさいだけなのかもしれないけどね。