ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

いたいよ


書かないと眠れなさそうです

お芝居を観てきました。
20年以上観ているキャラメルボックスの夏公演。
アルジャーノンに花束を」のイグニスキャストでした。
あの世界的に有名な小説の舞台化です。
今回はメインの2人がダブルキャスト
アタシは最近お気に入りの役者さんが
メインのステージを観て来ました。

いやぁ、辛かったし、いたかったです。ココロが。
客席のあちこちから鼻をすする音が聞こえる中、
アタシは、はやく客席を離れたいと思っていました。
お芝居はすごくよかったんです。ちゃんと伝わったんです。
だからこそ、泣けなかったし、はやく日常に戻りたかった。
ココロの壊れたアタシには、壊れてゆく主人公が観ていられませんでした。
なんだか自分に近く感じて、壊れることを感じながら
壊れてゆくことの恐怖は、味わったことのある人しか
わからない恐怖と孤独と孤立感なんじゃないかな?
そっちに行っちゃ危ないとわかっていながら、
引きずられるように、底のない沼にずぶずぶと沈んで行くような感覚。
いたかった。

でも得た事もありました。
それは自分の意識を変えないと、なにも変わらないという事。
これはとても大事ですね。
今までの凝り固まった考えを変える時が来たようです。
それはとても大変な作業だけど、未来を生きるためには大切。
エンターテイメントに教えられる事は多いです。
でもメンヘラの人は興味本位で観に行かない方がいいよ。
小説は自分の想像力でコントロールできるけど、
お芝居は想像力を超えたリアルが突き刺さるから。


いたかった、すごくいたかったよ。