活動停止公演を観て来ました
黒色奇譚カナリア派「誤／娯楽」＠こまばアゴラ劇場
10数年振りに行きましたよ、アゴラ劇場。
完全に場所を忘れてました、そんなもんです。
さてお芝居ですが、毎度の事ながら
ストーリーや内容は全く理解できなかったけど、
面白かったです。
理解と面白さってイコールじゃないんですね。
このカナリア派のお芝居を観て、はじめて知りました。
ドあたまから圧倒され、一気に持って行かれました。
そしてぶんぶん振り回され、いいように弄ばれて、
気がついたらクライマックスそしてエンディング。
そして放心状態。あぁ楽しかった。
お芝居のジャンルはいわゆる「アングラ」というヤツです。
でも、すごく入り口は広いと感じています。
だからアタシみたいな雑食なヤツもハマっちゃうんです。
ハッキリ言って好き嫌いは分かれると思います。
濃い世界観、ぼんやりしていたら置いて行かれるスピード、
不思議な音楽、極彩色のセット、大きな音、丁寧な日本語。
訳がわからないし、意味もわからないけど、面白い世界。
こんな入り口の広い劇団、活動停止しちゃうのは惜しいんです。
きっとアタシには想像もできない理由があるんでしょうね。
そう思う事にします。なんとなく透けて見えるものはありますが…。
どこかの劇団にみたいに、活動再開公演が解散公演になっちゃってもいいから、
もう一度観たいのです、あの人達のお芝居を。
公演は日曜まで。活動再開を心よりお待ちしております。
