ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

愛だね、愛

アラーキーの「センチメンタルな旅 春の旅」を見てきました

表参道のラットホールギャラリーです。
行くのは2度目なのに、迷いました…

今年の春に亡くなった、愛猫チロちゃんを撮った写真達。
かなりのボリュームでした。
愛をたくさん感じた写真達でした。
猫とは言え、やっぱり大切な家族な訳で、
奥様が亡くなった後、アラーキーの私写真の唯一の対象であり、
彼の生活や心の波をずっとチロちゃんは
見つめ続けてきたんだろうなぁ。

写真を撮るという事は、日常であり愛情表現の一つでもあり、
好きだからこそ、大切だからこそ、その死さえも受け入れ、
カメラを向けるのは、当たり前の事だとアタシは思っています。
チロちゃんが亡くなったこれから、アラーキーの私写真はどこへ行くのでしょう?
残る被写体は自分自身だと思うんだけど、
なんとなくそんなことを考えてしまいました。
まぁ、余計なお世話ですね。

写真集も見てみたけど、編集が展示順だったので、
あまり魅力を感じませんでした。
アタシには「愛しのチロ」があるからいいや。


たくさんの愛とこれからをちょっぴり考えた写真展でした。