今の派遣先が面白い事を言い出しました
今アタシがやっている仕事を中国に外注するそうです。
今の仕事は細かい決まり事が多く、
半年近く勤めたアタシでも、まだ覚えきれていません。
それを全て中国語に訳したマニュアルを作り、
通訳を通し、中国の方に教えるそうです。
つまり教える側に、中国語がネイティブな人はいないんです。
正直言って、アタシはムリだと思います。
会社が中国という国や国民性をどれぐらい理解し
リサーチしたかは知りませんが、見切り発車に思えてなりません。
アタシの予想はこうです。
大変な思いをして知識と技術を習得した中国の方は、
仕事がある程度できるようになったら、そそくさと退社するでしょう。
そして独立し、その知識と技術を使って起業する可能性があります。
また逆に、あまりにも繰り返し教え込もうとすると
全員一人っ子の中国の人達は、イヤになって会社を辞めてしまう可能性もあります。
会社は中国への外注が上手くいけばいいのですが、うまくいかない場合、
中国では赤字は親会社が負担するシステムなので、
会社は大変な負担を背負う可能性があります。
つまり、うまくいかなかった場合、どこで引くかが肝心という事です。
うまくいったとしても、前に書いたように社員が使えるようになった頃に
大量退社が起こりえるので、気は抜けません。
以前、数社で中国と仕事をし、何度もあきれた経験があります。
父も中国の方と仕事をし、中国進出を手伝い、撤退を指示したことがあります。
製造業でも中国製品は増えていますが、現場で仕切る日本人は中国語がネイティブで、
徹底的に品質管理と品質向上を教え込み、結果を出した社員を細かにチェックし、
給料を上げる事で会社を辞めさせないようにする国です。
それが、正確さ重視の商品を扱う現場で、日本と同じ品質のものができるんでしょうか?
やっぱりアタシはうまくいかないと思います。