やっと読み終わりました
「弧宿の人」宮部みゆき、文庫で上下刊。
すごいボリュームで、今年の始めから読みはじめて
丸2ヶ月もかかっちゃいました。
でも面白かったー。
宮部みゆきの時代物にしては珍しく、
舞台が江戸ではなく丸海藩という瀬戸内の場所。
ちなみに讃岐の丸亀藩がモデルだそうです。
「ほう」という江戸から連れて来られた、孤児の幼い女の子が主人公。
丸海の生活が生き生きと描かれており、まるで見て来たかのよう。
そこに言い伝えや、医師の匙家、「ほう」を妹のように可愛がる宇佐、
そして江戸で乱心して家族と部下を斬り、丸海に流されて来た加賀様の
物語が、交わりとても奥深いストーリーになっていました。
読み返すにはかなりのパワーが必要だけど、
もう一度味わって、細かい所をさらいたくなりました。
まぁ、しばらくはいいです。
活字中毒のアタシ、次はカツマカヅヨとカヤマリカの共著を読む予定です。
ジャンルレスな活字中毒なのさ。
