アタシは自分がウツであることを、隠していない
むしろ、しゃべりまくっている。
なぜか。
それは、アタシがウツであることを知って欲しいから。
世の中には、見た目ではわからない病気で
ツラい思いをしている人が、いることを知って欲しいから。
大好きなジェットコースターに乗れない
高い所が好きなのに、高速エレベーターに乗れない
地下鉄に20分以上乗れない
棚が高く間隔が狭い本屋さんで、息苦しくなる
店内の音量が大きいCD屋さんで、めまいがする
理由がなく、気分が落ち込む
これがアタシの日常。
誰もが「当たり前にできること」が「できないことが当たり前」
それが、アタシの生きている世界。
理解をするのは難しい。でも、知る事はできると思う。
だから、もしアナタの近くで苦しんでいる人がいたら
はなしを聞いてあげて欲しい。
ツライはなしを聞かされると、励ましたくなるかもしれない。
でも、はなしを聞いてくれるだけで充分。
それから、ウツの人に「頑張れ」は禁句と言われている。
状況をよく知っていない人から「肩の力を抜いて頑張ればいいじゃん」
なんて言われると、カチンとくる。
だったら励ましじゃなくて、肩の力の抜き方を教えてよって思う。
でも、本気で言われる「頑張れ」は、すごく嬉しい。力になる。
ドリの「何度でも」のように
氣志團の「愛羅武勇」のように
「知る」ことは、お互いが近づく第一歩だと思うから。