ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

十年一昔

10年振りに大学時代の知り合いと再会した。

正確には4月の半ばから相手がアタシの会社の
ひとつ手前の駅で働いていたことに気づいていた。
アタシがこの電車で通勤するのは残り2週間、
そろそろ行動に出ようかと思っていた今朝、相手から
「今日が最後なんで、よかったらお茶でもしませんか?」と
昭和時代のナンパの様なセリフと共に、
クタクタになった名刺を渡された。
まったく予想していなかった展開に動揺しまくり。

会うはずのない場所で会うはずのない人と遭遇した場合、
申し訳ないと思いつつも、
面倒くさくなってやりすごしてしまう事が多い。
日頃「人との繋がりを大切に」
とかなんとかホザいているアタシだけど、情けない事に、
久しぶりに会った人となると考えすぎて動けない。

でも結論から言うと、お茶して話してよかった。
この2ヶ月間もやもやしていたことが晴れたし、
なによりも楽しかった。
相手はこの後、年末までハワイで過ごし、
来年からワーホリでオーストラリアに行くそうな。
もし相手が声をかけてくれなかったら、
危うくもう二度と会えなかったかも知れない。
ありがとう、あなたの勇気に感謝します。
相手は4年前から、アタシは10月から、
あの電車で通勤していたのに、
どうして4月まで気付かなかったのだろう?

なにかのイタズラなのかしら?