ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

娯楽大賞2003発表!

エンターテインメント・オブ・ザ・イヤー発表でごわす!

今年もねぇ、沢山遊んだよ。
じゃ、まずデータから。
読んだ本、約30冊。映画26本。CD22枚。
ドラマは1クール3本位だから、約12本。
それでは、発表していきます。


書籍部門

第3位 石田衣良4TEEN
今年はノンフィクションをほとんど読まなかったのだけど、その中の1冊。
大好きな石田衣良が14才、中学2年生の男の子4人を描いた作品。
って直木賞を取っているんだから、説明はいらないよね。
男の子が主人公の物語なんだけど、ここの所、懐かしモードにはまっていたアタシ
には響きまくりの作品。制服を着て、髪を三つ編みにしていた頃を甘酸っぱく思い
出してしまいました。

第2位 菅野ぱんだ「1/41」
写真家、菅野ぱんだ(女性です)が自分の地元の美術館で写真展をやることになり
、その為に幼稚園、小学校の同級生、41人に声をかけ、撮影をしていくノンフィク
ション。
ものすごく、平坦に言ってしまえば、35才女流写真家の自分探しのストーリー。
新潟からの帰りのバスの中で読んだせいもあって、妙にリアルに読んでしまった。
いくら、自分の好きなことを生業にしてるからと言え、やっぱり不安になったり、
キモチが揺れたり、方向性を見失ったりする。作者である菅野ぱんだはそんな状態
になったとき、同級生の現在を追うことによって、撮影をしながら過去の自分と向
き合うことによって、自分の進むべき方向を見つけていく、そんな内容だった。
みんな不安で、どう生きるかについて悩んでいたり考えていたりする。その答えを
見つけるのは自分だし、答えと言っても正解かどうかは分からない、一番大切なの
は自分の出した答えに、自分が納得できるかどうかなのだろう。

第1位 内館牧子「夢を叶える夢を見た」
これは、今年一番始めに読んだ本です。脚本家である内館牧子が夢の為に安定を捨
て、夢に向かって飛び出した人の、飛ぶまでの心の揺れを取材したドキュメンタリ
ー。飛んだ人、飛ばなかった人、飛ばなきゃよかった人、飛べばよかった人も取材
している。取材対象もボクサー、力士、出版社社長、ホステス、等など。話がボク
サーにやや偏り気味の所が気にはなるけど、みんな人生の大きな決断をするときは
悩んでいるんだ、と分かって面白かった。
アタシの場合、この本の分類によると「揺れない人」になるらしい。
夢に向かって、飛ぼうか飛ぶまいか疲れるほどに迷ってしまっている人には、是非
お薦めしたい1冊。


CD部門

第3位 PE'Z「大地讃頌
侍ジャズのバンドPE'Zが合唱コンクールの定番曲である大地讃頌をジャズアレンジ
したマキシCD。
ヤバイです、カッコよすぎです。シビレます。
こういう曲をやっちゃうところがPE'Zのカッコイイところなんだよねぇ〜。

第2位 和田アキ子「ルンバでブンブン」
ゴッド姉ちゃん、アッコさんがクレイジーケンバンド横山剣さんプロデュースの
元で出したCD。
カッコいいです。シビレます。1曲目のルンバでブンブンは、アッコさんの為に剣さ
んが書いた曲なので、合っているのはもちろん、3曲目のCKBのオリジナル曲、タイ
ガー&ドラゴンのアッコさんカバーバージョンは絶品です。凄すぎ。貫禄ってこー
ゆーことだよねぇ。

第1位 スガシカオ「SMILE」
シカオちゃんに始まって、シカオちゃんに終わった2003年。
シカオちゃん、傑作を作っちゃったねって感じの1枚。かなり濃い1枚です。


ライブ部門

第3位 11/24 PE'Z「武士も喰わねど高楊枝」新宿リキッドルーム
踊りまくりのノリまくり。ジャズなのに、ライブハウスでオールスタンディングっ
てどうよ?
楽しかったのよ。それ以上にキモチよかったライブでございました。

第2位 7/5 和田アキ子「WITH YOU」NHKホール
なんかこのランキング、上とカブってない?まぁいっか。
ママと一緒に行ったコンサート。大御所の芸能生活35周年コンサートってことで、
20年前の自分の映像とデュエットはするし、大勢のお祝いメッセージやら、ミュー
ジシャンとの映像でデュエットやら、楽屋オチのたまたまねぎねぎやら盛りだくさ
んで、かなりお腹いっぱいになりました。

第1位 8/30 氣志團氣志團万博」かずさクローバーパーク
楽しかったぁ〜!楽しすぎて記憶が少々トンでますが。
夏の1日を丸々木更津で遊んだって感じ。唄って踊って大騒ぎ!氣志團ちゃんのエン
ターテイナー振りが発揮された、お腹いっぱい、さらに鼻血ブーな1日となりました

言うなれば、夏休みのデザート、しかもクドめって感じかなぁ。


ドラマ部門

第3位 「すいか」 日本テレビ
夏にやっていた、小林聡美主演による、ほのぼの系ドラマ。まさに脱力系だったね

キャストが秀逸、浅丘ルリ子ともさかりえ、友情出演で小泉今日子、なかり個性
派ぞろい。
ほまれ的注目はたかちゃん!映画ウォーターボーイズでおかまキャラ、最近ではバ
ラエティーでもおかまキャラ炸裂な金子貴俊くん。良いドラマに出られてよかった
ね、と思ってしまった。

第2位 「僕の生きる道」フジテレビ
いわずもがなな高視聴率ドラマでございます。
もうね、アタシ泣いたよ。あのお母さんに病気だって電話して、お母さんがガクッ
と肩を落とす、セリフのないシーンが見事でした。
こうゆうドラマが世の中に受け入れられたと思うと、世の中まだまだ捨てたもんじ
ゃないなって思う。

第1位 「恋文」TBS
つい先日までやっていたドラマ。これもキャストが見事、物語の進め方が見事、そ
して、予想とちょっとずれた結末が見事でした。脚本は岡田恵和やったね。やっぱ
スキだなぁ、この人のドラマ。
主演の水野美紀渡部篤郎が目線や表情で埋めていく、セリフの隙間が素晴らしく
、こうゆうドラマが見たかったのよ、とつくづく思ってしまったドラマでした。


映画部門

第3位 「恋愛寫眞堤幸彦監督
やっぱ、堤監督でしょ。恋愛とタイトルについているから、まともな恋愛のストー
リーかと思ったら、そうは問屋が卸してくれませんでした。
写真はワンダーと言う広末涼子演じるシズルが素敵で、この後、写真学校の友達と
「ワンダー、ワンダー」と事あるごとに言っておりました。

第2位 「オード・ヴィ」篠原哲雄監督
函館を舞台にした、酔っぱらいの映画。岸谷五郎演じるバーテンダーのストーリー
と浜辺に酔っぱらった全裸の女性の微笑んだ遺体が打ち上げられる話が絡まってい
く話。
フレンチレストラン見習い役の小山田サユリちゃんが好演。これからは彼女に注目
!って思っていたら、行定監督の最新作に主演してました。

第1位 「木更津キャッツアイ金子文紀監督
もう言わずもがなですな。あのドラマの映画化でございます。
面白かったぁ〜。我らが氣志團ちゃんのドキドキ入浴セクシーシーンもあり、もち
ろんライブシーンもあり。くんくテイスト大爆発って感じ。スタッフ、キャスト達
作り手が本気で楽しんでいるのが伝わってきて、確かにストーリーも面白いんだけ
ど、それ以上に現場が楽しんでいる様子が、スクリーンから伝わってきて、凄くイ
イカンジの映画でした。

来年も沢山遊ぶぞぉ〜!
それでは皆さん、よいお年をお迎え下さい。