ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

巨匠のお仕事

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ここ最近はどこに行っても空を撮るようになりました

 

楽しいからいいのだ。

そんな訳で、世田谷美術館へ行ってきました。

砧公園の中にある美術館です。

そこで、写真家 奈良原一高さんの写真展が明日まで開催されています。

昨年、Eテレ日曜美術館で見て、とても見たかった展示です。

我が地元からとても行きにくいので、迷ってはいました。

予定を調整し、ようやく行くことができました。

 

前もって調べて行ったけれど、

最寄りのバス停から徒歩10分は遠いよ。

それでも本当に行ってよかった、ココロからそう思えた展示でした。

今回の展示のために、写真は再プリントしたそうです。

この時代の写真家は、コントラストが強く、大胆なプリントが魅力です。

思い切って、手前の人物を焼き込んだり、

逆に、覆い焼きで省略したり、

空のトーンをしっかり再現していたり、

とっても魅力的なんです。

そんな暗室ワークも感じながら写真を見ると、

作家の見たものや感じたことが、まっすぐに伝わってきます。

いくつもの部屋に分かれた、たくさんの写真を集中してみたら、

美術館を出た時には、グッタリしていました。

エネルギーを吸い取られた感じ。

 

巨匠、素晴らしいお仕事をありがとうございました。