ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

フィルムはレコードになれない

暗室に入ってプリントをしました

あんまり体調がよくない時に入るべきではないのは
わかっていたんだけど、粟島に行ったら渡したい写真がたくさんあって、
少々雑な仕上がりですが、キャビネをプリントしました。
プリントをしながら、今回の粟島での課題が見えました。
やっぱり暗室は自分と写真と向き合う場所なんだよね。

この連休からKodakブローニーフィルムが値上がりするそうです。
買った帰りにその情報を知ったので、もっと買えばよかったと思いました。
フィルムも印画紙も薬品も順番に値上がりして行きます。
もう慣れっこだけど、慣れたくないよねこんな事。

随分前にモノクロフィルム写真はレコードのように残ればいいと
書いたことがありました。がそれはムリだと気づきました。
フィルムも印画紙も薬品も全部使用期限があるんです。
だからメーカーが作り続けても、使う人が少なくなれば
一回の生産量が減って値上がりするのは当然のこと。
そして一定の期限が過ぎたら、売れ残った分は廃棄処分にしなくてはならない。
だからフィルムはレコードになれない。
メーカーにフィルムを作り続けてもらうには、フィルムを使い続ける人が大切。


アタシはフィルムを使い続けたいから、そのための仕事を探しているんです。