ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

やっててよかった


高校2年の夏から、3年生の1月まで、鉛筆デッサンを必死にやっていました

デザイン学科を目指した大学入試の為に、
週3日、3時間みっちり、夏期講習と冬期講習とやっていました。
鉛筆デッサンは全ての硬さの鉛筆を使い分けて、
モチーフの質感、量感を感じながら描き分けていきます。
表面の質感だけを追わず、モチーフの重さや立体感を描きわけるんです。
それがモノクロ写真のフィルター使いに通じるんです。

フィルターとは写真のコントラストを決める物です。
大抵は1枚のフィルターでプリントしますが、
写真によっては2枚使う事もあります。
モノクロ写真は質感が大事。
撮影時に質感を感じて、プリントでそれを再現することが大切だと考えています。
写真をはじめて、プリントが面白いと感じるようになったのは、
デッサンに通じる物があったからじゃないかと思います。
結構、得意だったんですよ。鉛筆デッサン。

いいデッサンは透明感を感じるんです。
白と黒だけの世界なのに。それも写真に通じる感覚です。
今プリントの質を上げる為には、この感覚をよみがえらせる必要があります。
白と黒の世界だけで、アタシの感じた物を再現できるように。
そして、撮影するときにもっとたくさんの事を感じられるように。


明日も暗室に入ります。もっともっと感じられるように。