もしあの時デザイナーを辞めていなければ…
アタシはきっとアートディレクターを目指していたか、
なっていただろう。
NHKの番組に女性のアートディレクターが出てらして、
お仕事の様子をみていたら、そんな気分になりました。
15年前、小さなデザイン事務所に就職し
全く興味のない、自動車用品のパッケージデザインをやっていました。
そこを3年で辞めて、印刷会社に入り、ディレクションや
大手企業へのプレゼンを経験。
しかし、あっけなく病気が再発し、3ヶ月で退社。
その後は派遣でデザイナーやDTPオペレーターで
20社以上で働いてきました。
「もしも」のはなしは好きじゃないけど、
アタシのやりたかったことは、デザインワークよりも
面白いものを作り出すことだったんじゃないかと思いました。
実際、企画やネーミングは得意だったしね。
でも、今のアタシには写真がある。
写真で今までの経験やスキルが活かせるんじゃないか。
それ以前に、活かしたくなるような、いい写真を撮りたいな。
産むのも自分、活かすのも自分、つまりセルフプロデュース。
手放したものがある、でも手に入れたものもある。
そう考えたら、結構楽しんで生きているんじゃない。