ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

娯楽大賞2007!

毎年恒例のエンターテイメント・オブ・ザ・イヤーを発表します!

とは言っても、今年はあんまりライブや映画を見にいけなかったので
例年よりも部門の数は少なめですが、行きますよっ!

書籍部門
第3位 「12星座の恋物語角田光代×鏡リュウジ
ちょっと乙女度の高いタイトルに、書くかどうか迷っていました。
12星座それぞれの男の子、女の子の恋愛小説を角田光代が書き、
ホロスコープの視点で鏡リュウジが解説をしています。
友達や知り合いの星座を見てみると、妙にうなずけるストーリーが
描かれていたりして、色んな楽しみ方ができる本です。

第2位 「あかんべえ」宮部みゆき
アタシの大好きな宮部みゆきの時代小説です。
江戸・深川の料理屋「ふね屋」を舞台にした、
亡者とふね屋の娘おりんのお話。
しゃばけ」も読んでみたけれど、
こちらの方が奥行きがあって楽しめました。
上下刊でボリュームありです。

第1位 「父の詫び状」向田邦子
今年の春、アタシと父の間で向田邦子ブームがありまして、
読んだ本を貸し借りした中の一冊。
辞書を引きながら本を読んだのは久しぶり。
一つの記憶が次から次へと他の記憶を呼び寄せてゆくエッセイ集。
家族にまつわるエピソードがほとんどなのに、
どのエピソードにも重く暗いものがうっすらと見えてしまう。
だからこそリアル。
何度も読み返したくなる一冊です。


CD部門
第3位 「SIX SENSES」氣志團
春に出た氣志團のアルバムです。
とは言っても氣志團としての曲は1曲だけ。
メンバーそれぞれが、外部の方達とバンドやユニットで作ったもの。
アルバムを聞いたときは、なんてバラバラなんだろうと思ったのだけど、
ライブに行って納得。彼らはミュージシャンだったのだねと再確認。
「友よ」という曲が実は大好きです。弱いのよね男の友情もの。

第2位 「平成風俗」椎名林檎×斉藤ネコ
買ってすぐ聞いた時は、
あまりの暗さにどんどん気分が落ちていきました。
ところが秋に聞いてみたら全然印象が違い、すぅ〜っと入ってきました。
音楽と季節って大切なのね。
オンナの性ってヤツに向き合わされるアルバムです。

第1位 「服部良一〜生誕100周年記念トリビュート・アルバム〜」
トリビュート物は大好物です。このアルバムはちょっと凄い。
一言でいうのなら「良質」。
まさか自分がさだまさし布施明を聞くとは思いませんでした。
あややの歌が上手いことに驚き、まさやんが歌うダメ男に納得。
「さらば恋人」もそうだけど、ダメ男を歌わせたら日本一だと思います。
ホメてるんですよ、わかりにくいですけどね。
アタシが子供の頃に感じていた、昭和の匂いを思い出すアルバムです。


ドラマ部門
第3位 「セクシーボイスアンドロボ日本テレビ
脚本と監督が好きだったドラマ「すいか」と同じ方だったので、
あの独特のトーンにまた触れられたのが嬉しかったです。
途中、現実に起こった事件とストーリーが似ているということで、
放送中止になってしまった回があって、すごぉ〜く気になります。
ハピネス牛乳とかね、ディテールのこだわりが好きでした。
映画「遠くの空に消えた」よりちょっと成長した、
大後寿々花ちゃんがカワイイ!

第2位 「帰ってきた時効警察テレビ朝日
前回シリーズを全く見ておらず、待ちに待った続編。
出てくる人たちがみんなヘン。主演の二人は特にヘン。
霧山くんが一話まるっといい仕事してらしたし。
金曜の夜中の入り口にまったりしたドラマ、最高です。
声だけの由紀さおりがツボでした。

第1位 「ハケンの品格日本テレビ
よくぞ作ってくれました!なドラマ。
不器用で強がるオンナ好きとしては、毎週きゅんきゅんしてました。
このドラマで派遣会社の営業さんを演じていた安田顕さんが
アタシの担当営業さんにそっくりで笑えました。オロオロぶりとか。
このドラマでは役名が「一ツ木」さんだったのが
ホタルノヒカリでは「二ツ木」さんになっていました。
何本まで増えるんでしょうか?


演劇部門
第3位 「きのうのつづき」空晴 旗揚げ公演
忘れられない公演になってしまいました…
すごく楽しみにしていた公演で、客席にいられるだけで幸せでした。
6月の公演でまた心乱れてしまいそうですが、待ってます。

第2位 「リュウカデンドロン〜サーカステントか幼馴染の赤いスカート〜」黒色綺譚カナリア派
知り合いが出演しているということで観に行ったお芝居です。
始まって30分は不安を抱き、終わったら圧倒されていました。
アンケートを書くのが好きなアタシが、
「凄すぎて何にも書けません」と書いてしまったほど。
クライマックスで舞台では風のものすごい音がしているのに
アタシの頭の中では椎名林檎の「夢のあと」が流れておりました…
次の公演は行っちゃうんだろうなぁ。

第1位 「エンジェル・アイズ」劇団M.O.P
ドあたまのローハイドでやられちまいました。
もともと映画好きの父から、西部劇をさんざん見せられているので
賞金稼ぎやら強いオンナやらキレイなお姉さんが大好物なのですよ。
3列目で見ていたもので、舞台から役者さんがゴロゴロ落ちてくるわ
客席から馬(?)に乗ってでてくるわ、もうサイコー!
今回の公演はキャストをオーディションしたそうですが、
好きなように顔で暴れる藤元英樹さんがツボでした。
また来年の夏を楽しみにしたいと思います。

こじんまりしたエンターテイメント・オブ・ザ・イヤーいかがでしたか?
来年はもっと色んなものに触れたいなぁ〜と思いました。


それでは皆様、よいお年をお迎えくださいませ。