ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

娯楽大賞 前半

晦日ですね

それでは、毎年恒例のエンタテイメントオブザイヤー行っちゃうよっっ!
言うまでもなく、全てアタシの視点で選びました。

写真部門
第3位 フォト・ドキュメンタリー「NIPPON」2006
   「COUNTRY SONGS ここで生きている」奥山淳志
ガーディアン・ガーデンが主催する、3年間限定企画最後の年に
選ばれた一人の写真家の作品です。
関西で生まれ育った作者が岩手雫石に移り住み、生み出された写真達は、
銀座の地下のギャラリーである事を忘れてしまうような、
暖かい写真でした。
でもそれはどこかよそ者というか、外から来た人の視点で撮っている
とても優しく暖かい写真達でした。

第2位 「写真展 岡本太郎の視線」
エネルギーのほとばしる写真展でした。
気になった物には、とことん近づいている真っすぐさ。
もっともっと沢山見たい!と思ってしまう程、
会場の中に岡本太郎氏のエネルギーが渦巻いている、写真展でした。

第1位 「mother's」石内都
以前より好きだった作家の母親の遺品を撮った作品展。
昨年のヴェネチア・ビエンナーレに出展された作品に、
新作を加えた完結編でした。
同じ女性であるがゆえに、憎しみながら愛しているという
アタシの中にも確かにある、
もやもやとした感情が写真に表れていました。
過去、何度も写真展が行われてきた「mother's」が完結するには、
作者が遺品とそれらを撮った写真と向き合うこと以外に、
発表し鑑賞されることに、沢山の時間とエネルギーが
必要だったのだと感じました。


書籍部門
第3位 「あゆみ」PUFFY
デビュー10周年を記念したアーティストブックです。
亜美ちゃん、由美ちゃんそれぞれのソロインタビューが
読みごたえありです。
とってもカワイイのに毒舌な二人から語られる、10年という時間は
由美ちゃんと誕生日が4日しか違わないアタシにとって、
とてもリアルなものでした。ことあるごとに読むであろう一冊です。
アルバムもよかったので、ライブを一度見たいと考え中です。

第2位 「トリアングル」俵万智
映画化されると聞いて読んでみた一冊です。結局映画は見ていませんが。
妻子持ちで年上の男性と付き合っている、
33才フリーライターの女性が主人公。
彼女の考え方と、それが今まで常識とされていた事とは違っている事、
でも自分に正直に生きてきたらこうなって、
周りとのズレに不安を感じない訳じゃないけど、
でもこの生き方が心地いい。
という彼女にとても共感できました。
映画のキャストを頭に浮かべながら読んでいました。

第1位 「ツレがうつになりまして。細川貂々
やっぱり、今年一番アタシを元気づけてくれた本はコレです!
ウツってどんな感じ?という根本的な疑問を
分かりやすく説明してくれています。
もしウツになった人が、自分はしんどくて説明はできないんだけど、
周りの人達に分かって欲しい!と思った時には、
この本を「読んで」って渡しちゃえばいいしね。
続編も出たそうなので、読んでみようと思っています。


CD部門
第3位 「日本のジャズ-SAMURAI SPIRIT-」PE'Z
インストジャズバンドのPE'Zによる、
べらぼうにカッコいいカバーアルバム。
選曲が渋い!渋すぎるっっ!用心棒から始まり、銀座カンカン娘、雪国、
ソーラン節、花、また逢う日まで等など、全12曲。
粟島への移動中によく聞いていました。あうのよ、日本海に。
ジャズって素材を選ばないのね、ということを教えてくれた一枚です。

第2位 「ADULT」東京事変
メンバーが2人変わってのアルバムです。
タイトル通り、とっても大人っぽくて、色っぽいというより
品のあるエロスといった感じの気持ちよさ。
寒い時期にはずっと聞いていたい一枚。

第1位 「PARADE」スガシカオ
どうしちゃったの、シカオちゃん?と思ってしまうほど
シカオちゃんらしくない明るいアルバム。
PVが放送できなくなった19才や、
相変わらず極エロな曲も入っています。
なによりもアタシに力をくれたのは、ProgressのFamily Suger Version。
「あと一歩前に進もう」この言葉に何度も励まされました。
ありがとうシカオちゃん。今夜の紅白が楽しみです。


後半へつづく!