ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

島と写真とお仕事と

流しちゃった、お仕事。

理由はプリントしたいから。
これってワガママじゃないよね?
やりたいことをやるのは楽しい、でも辛い。
ストレスも実はあったりもする。
でも、やりたいことだから、楽しいから頑張れる。
そんなことを、新しい派遣会社の面接に行く電車の中で思った。

多分、アイランダーで買った、島の本を読んでいたからだと思う。
アタシの一つ年上の女性のライターさんが、書いた本。
3年をかけて取材をして、10の島について書いてある本だった。
アタシが今まで読んだ島についての本は、掘り下げ方が浅くて、つまらなくて、読
み終えたためしがなかった。
でも、今日読み終わった「島を旅する」は違った。
流石に時間をかけて取材をしているだけあって、行っていない島について、こんな
にディープな情報を知ってしまっていいのだろうか?と考えてしまうほどの濃厚さ

きっと、そう感じさせるのは、ライターの今村さんが島の人達に受け入れられてい
るからだろう。
そして彼女が、取り上げた10の島を本当に大切に思っているからだろう。
誰かが誰かを大切に思う気持ちを愛と言うならば、今村さんの島に対する気持ちは
愛だろう。
そして、アタシの粟島に対する気持ちも愛だ。

自分に対して、誰かが何かをしてくれたことに感謝する気持ち。
そして、それを自分なりの方法で表現すること。
これが、表現を人生の仕事として選んだ者のやり方なのかもしれない。