ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

誰かの労働の成果

晴れて風が強い日です

 

すっかり空が冬になりました。

空気が冷たくてキモチいい。

自転車で出かけたのに、手袋を忘れました。

 

そんな訳で、結局欲しかったアルバムを配信で買いました。

かなり前に発売されたので、当然CDショップにはなく、

中古も探したけれど、見つからず、

でも今この時期に聞きたいから、どうしようと考えて、

はたと気づいたのが配信でした。

で、ぽちっとして数秒で購入完了。

 

アルバムをデータで購入するのは初めてじゃないけど、

やっぱりモノとして所有しないのは、味気ないね。

CDジャケットで、カメラマンとかデザイナーを見るのがスキです。

この紙でこの印刷かぁ、とかね、インクの香りもスキ。

 

季節ごとにiPodの中を入れ替えるので、

うっかり削除しちゃったらどうしよう?

アラートがなにか出るのかしら?むしろ出て欲しい。

 

先日、今年の春に出た別の方のアルバムを購入しました。

通常盤がお取り寄せだったので、もしやと思って初回限定盤を

見たら在庫ありでした。

そして届いた段ボールが、レコードが入っているの?と思うくらい大きくて、

開封するまで間違えたのかと思いドキドキでした。

大きいのはジャケットがレコードサイズだったからでした。

 

こんなに時間が経って、初回限定盤が手に入るということは、

CDが売れていないんだなぁ…

ちょっと寂しくなりました。

時代の流れとはいえ、モノを手に入れるヨロコビが薄れている気がします。

欲しくて欲しくて、やっと手に入れるという感覚がね、

待つという時間の尊さがね、

繰り返し聞いて、自分に染み込ませる感覚を

知らない人たちがいるとしたら切ない。

 

そして音楽を作る人、アーティスト本人はもちろん、

グラフィックを担当している方がたも大変よね。

スケジュールや予算に皺寄せが及んでいそう。怖いなぁ…

 

アナタが手にしているものは、誰かの労働の成果なのですよ。