ほまれごよみ

本人は意図せずに嵐を呼んでしまう、ほまれがつづるアレコレ

グレイトな父ちゃん

父が今年の春、会社を辞めました

プロダクトデザイナーを転職斡旋する仕事がメインでした。
とは言っても仕事は辞めていません。
今は自宅で執筆業にいそしんでいます。
と言いたいところなのですが、本人の思惑とは裏腹に、
出張三昧の日々を送っています。

会社に行かなくなった分、
自宅の居間でパソコンに向かう時間が長くなり、
父に変化が起こりました。
思っていた以上に、母とアタシが忙しいことを目の当たりにして、
ゴミを分別したり、カオスと化した居間を片付け始めたり、
自転車や徒歩で地元を動き回ったり、
出先でおいしいケーキを見かけると買って来たり、
自宅で過ごす時間をどうやったら快適になるのか、
模索しているように見えます。

アタシの記憶の中の父は、会社から帰って来ても
手紙を書いたり、会社ではできない執筆をしたりと
常にやることに追われていて、自宅でゆっくりする
ということが、今までなかったように思います。
そんな父が「生活」を大切にしてくれるようになって、
なんだかとっても嬉しく、そして70過ぎても柔軟でいてくれる
グレイトな父ちゃんを誇らしく思います。


もう頑張らなくてもいいから、楽しんで仕事をしてね。